医療・介護事業者の方へ
入院のご案内
当院には、一般病床、地域包括ケア病床、回復期リハビリテーション病棟と機能の異なる3つの病床があります。
一般病床は主に急性期の病状の診断と集中的な治療を目的とした病床です。
病気の発見・診断・治療を目的とし、そのための必要な機材・設備・薬剤などを準備しています。
地域包括ケア病床は、病状が安定された患者さまに対し、在宅や介護施設で安心して生活できるようにするためリハビリや退院支援を中心に行う「在宅復帰を支援するための病床」です。
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管障害や骨折の手術などのため急性期で治療をした後、集中的なリハビリテーションを行なう病棟です。
入院中は、常に退院後の生活を意識し、医師、看護師、リハビリスタッフやその他のコメディカルが連携し、患者さま・ご家族が満足できる、質の高い医療を提供しています。
地域包括ケア病棟について
急性期治療を終え、病状が安定したが、すぐに在宅復帰・施設復帰するには不安がある患者様に対して、復帰に向けた診療、看護、リハビリテーションを行い、安心して退院していただけるように支援する病棟です。
心身が回復するよう医師・看護師・リハビリスタッフ・社会福祉士・薬剤師・管理栄養士が一丸となり、病院から在宅への「架け橋」となって、退院支援をさせて頂きます。
下記のような方を対象としています
- 入院治療により状態は改善したけれども、もう少し経過観察が必要な方
- 在宅復帰に向けてリハビリテーション(誤嚥予防、ADL向上等)が必要な方
- 在宅での生活にあたり準備が必要な方
- 一時的に入院が必要になった方(レスパイト入院:介護者の休養)
- 施設入所申し込み中で在宅での生活に不安のある方など
入院費について
入院費用は入院基本料・投薬料・注射料・処置料・検査料・画像診断料・リハビリ等の費用が含まれており(一部、摂食機能療法・手術等は除く)、一日当たりの定額請求となります。
※個室料、食事代、オムツ代など保険診療対象外は別途料金が必要です。
入院に対する留意点
病状の変化の為、主治医が集中的な治療が必要と判断すれば、一般病棟への入院に変更となる場合があります。
入院期間
入院日数は保険診療上、最大60日。
レスパイト入院について
レスパイトとは、「一時休止」「休息」「息抜き」という意味です。
レスパイト入院とは、介護者の日々の疲れ、冠婚葬祭、旅行などの事情により一時的に在宅介護が困難となった場合に短期間の医療保険を利用した入院のことです。
対象となる方
いわゆる「ショートステイ」とは異なり、病状は安定しているものの、在宅で医療機器などを使用している方、何らかの医療的処置を要する方など、常時の介助を必要とする方となります。
具体的には・・・
- 神経難病の方
- 人工呼吸器を装着されている方
- 気管切開を受けられた方
- 経鼻、胃ろう、点滴での栄養が必要な方(口からの飲食が困難な方)
- 自立歩行や排泄が困難な方
- 在宅酸素、褥瘡処置が必要な方
- 治療に関わる処置が必要な方
- 常時、医療管理・介護が必要な方
- 夜間も吸引が必要 など
利用例
介護者が疲れてしまって、少し休みたい
介護者の通院・入院などにより一時的に介護が難しい
介護者が冠婚葬祭のため、介護するのが一時的に難しい
ご本人が家族と離れて過ごしたい
ご本人が一人暮らしに疲れてしまった など
受け入れ期間
それぞれのご家庭のご都合をお聞きしながら、期間について検討させていただきます。
ご利用方法
レスパイト入院の相談やお申し込みについては、地域医療連携室までお問い合わせください。ご本人、ご家族、ケアマネジャーの方など、どなたでもご相談をお待ちしております。
退院後は、ご自宅または居住系施設へお帰りいただきます。
ご留意いただく点
- 処方薬確認の為、入院の際は、お薬をご持参ください。
- 入院継続が難しいと判断される場合には、予定より短期間となる場合があります。
- 入院中の他院受診はできません。
- 医師の判断により、各専門診療科の診察や検査を行うことがあります。
- レスパイト入院は空きベッドを利用して行いますので、満床時にはご希望に沿えない場合があります。
他院から転院、紹介の流れ
- 受け入れ元入院担当者から地域医療連携室へ転院相談
- 診療情報提供書、ADL等の情報を当院へFAX
- 入院判定
- 転院日時等の調整
地域医療連携室
0952-20-7323
FAX:0952-20-5227
※夜間・休日などの時間外の急患につきましては24時間365日対応しています。
その際は、代表電話(0952-24-3371)までご連絡ください。